まっすぐにいこう。

稽留流産後、ゆるっと妊活しながらふたり暮らし。

胎児の胸に水が溜まっている

5/29の健診。


つわりがひどく、すっぴんメガネにマスクという格好で、いつもの病院へ。

通っていた個人病院は、10代の頃から、生理不順でピルを処方してもらっていた病院で、アットホームだし、気さくな先生。優しい看護師さん。

若干、母乳育児と無痛分娩ダメ絶対!な気風が強いところではあるけれど、実妹が甥姪を生んでいたこともあり、安心できる病院だった。


その日の内診は、やたら長かった。

経膣エコーで映される我が子。

前回は、白い塊にしか見えなかったのに、2週間で、その塊がずいぶん大きくなり、心臓の動きまで見えていることに、思わず、おー!と感動。

(前の週は、ここだよと言われても、心拍がよくわからなかった)

心臓の音も、とても大きくはっきり聞こえるようになっていた。

ところが。

いつも丁寧なエコーをしてくれる先生だけど、今回はやたら長い。

しかも、無言。

あれ?え、なに?

戸惑う私に、先生から


『ちょっと気になることがあってね』


拡大されるエコー。

白い塊が二つ。

『こっちが頭。こっちが胴体。普通はこの時期、頭の方が大きくなきゃいけないんだけど…』

どう見ても、大きさは同じだった。

『ここ、わかるかな?』

先生がカーソルで指した胎児には、暗い穴のようなものが見えた。


『胸に水が溜まっちゃってるね』


胸に水?

水ってなんだ?

疑問符が飛んだけど、ひとまずエコーを終え、説明を聞くことに。


胸の水は自然に消えることもあるし、先天的な、何か異常を抱えていることも考えらる。ただ、ここでは詳しいことがわからないから、周産期科のある病院に紹介状を書くことを伝えられ、待合室に戻された。


検索魔の私は、さっそく、スマホで胎児 胸 水と検索。

胎児胸水という病名に行き当たったものの、体験談は、ほとんどが16〜26週の赤ちゃんばかり。

私はまだ8週。

まったく前知識もないまま、紹介された医療センターへと向かうことになった。


午前中に病院に着いたものの、案内できるのは17時以降とのことで一度帰宅。

自宅でも、ひたすら検索魔。

でも、明るいことがほとんど出てこない。


絶望的な気持ちで、診察時間を待った。




妊娠中、本当に私は普段の自分に輪をかけて検索魔だったと思う。

つわりの乗り切り方に始まり、左右の手首の脈拍で胎児の性別がわかるだとか、つわりの種類でお腹の子の異常がわかるだとか、都市伝説じみたものから、保育園の空き状況まで調べ始める始末。

正直、このストレスは計り知れないので、妊婦さんは何事においても検索は控えた方がいい。

今、1人の体に戻ってそんなことをしみじみ思う。

(えらそーに言いながら、きっとまた妊娠すれば検索魔に逆戻りなんだろうな)